カルロスゴーン氏 と コーチング
カルロス・ゴーン氏も取り入れたコーチング
社員のモチベーションを高めることで、業績アップに結びついた事例として、
日産自動車 社長兼最高経営責任者だったカルロス・ゴーン氏の改革が挙げられます。
周知の通り、ゴーン氏は、1999年6月にCOOに就任、わずか4カ月で
再建計画(日産リバイバルプラン)をまとめ、従業員の削減、工場の閉鎖、
購買コストの削減などの改革を実行、2001年3月期には、日産自動車は、
前期の6844億円の最終連結赤字から3311億円の黒字に転換しました。
ゴーン氏は「日産自動車復活の最大の成功要因は、モチベーションの回復である。」
「
私は日産のコーチである。日産にいい試合をして勝ってもらう。
従業員にはモチベーションを持たせたい。」
「経営の仕事はただ判断するだけでなく、コーチングも必要だ。」 と語っています。
ゴーン氏は、従業員のモチベーションを高めるために、
あらゆる組織の社員と積極的にコミュニケーションをとることを実践しました。
社員の意見やアイデアを聞き、受け入れ、議論をすることで、
社員のモチベーションを高めていったのです。
このように、コーチングが注目されている背景としては、
企業で自立型人材が求められていること、マネージャに部下の
能力を引き出すコーチとしての役割が求められていることなどが挙げられます。
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