2005年04月17日

経営者が語る コーチング

                                      
著名な経営者や経営コンサルタントの方達が、著書やビジネス誌の記事
の中でコーチングについて語っています。

その代表的なものを、一部紹介します。

● カルロス・ゴーン氏(日産自動車CEO)

 「現状を打破すべく始められたのが管理職のコーチング研修だ。
 このプログラムを通して、上司の質問力を磨き上げる。
手始めに100人ほど、 2日間に渡って研修を受けてもらったところ大好評。
満点度スコアの平均点は4.8~4.9(5点満点)。
通常、3.5以上で御(おん)の字と言われるだけに、その人気ぶりは際立っている。
順番待ちの人から不満が出るほどだ。」

 「経営の仕事はただ判断するだけでなく、コーチングも必要だ。」

 (週刊東洋経済、2003/7/26号「ゴーン革命、再び!」の中で
 「やる気にさせるゴーン式20の仕掛け」の一つとして紹介))



● 船井幸雄氏 (船井総研会長)& 小山政彦氏 (船井総研社長)

 「コーチングとは言ってみれば、その人が持っている能力を生かしたり、
 引き出したりするために、サポートしてあげることです。
 これを接客で説明すると、お客様の欲しいものが自然に見つかるように、
 うまく誘導して気づかせてあげる、ということになります。

 これからの営業や販売員は、コーチングのセンスを磨くことが大切です。
 コーチングの上手な店員のいる店は、お客様から大いに信頼されるようになります。
 ・・・中略・・・
 社員教育にも活用できますし、これから重要視されるようになる
 『モチベーションの有効的向上法』の一つだと思います。(小山氏)」

 「与えられた答えと自分で見つけ出した答えとでは、身に付き方に雲泥の差が出てきます。
 同じ教育でも、だれかから受身で教えてもらうよりも、自ら進んで学ぶ方がはるかに学習効果が
 高いのと同じことです。

 このコーチング手法は、接客や社員教育のほかにも、かなり広い分野で応用できそうに思いますよ。

(船井氏)」(「トリプル・トレンドから見た 5年後」
船井幸雄&小山政彦 著、ビジネス社)



● 神田昌典氏 (経営コンサルタント、顧客獲得実践会主宰)

  「戦略を創造していく過程で、戦略発想を身につけ、そして
 トップダウンではなく、チーム全体で戦略を考えることである。
 ・・・中略・・・
 即、実行できる戦略を構築したいのなら、社員自らが戦略を編み出し、
 経営者は彼らのコーチ役として導いてあげる姿が望ましい。」

 「情報を引き出し、自分から気づきを得ていくためのコーチング・プロセスについては、横浜国立大学・堀之内高久助教授より、価値がつけられないほどの指導をいただいている。」

 
  (「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」 神田昌典 著、ダイヤモンド社)



日野佳恵子氏 (ハー・ストーリィ社長)

  「トップが一方的に自分の歴史や過去の体験を語るのではなく、
 最近注目されている『コーチング』という手法を使う。
 ・・・中略・・・
 みんなで考え、出てきた答えを羅列し、会社の方向性を共有化していくことが目的。
 一方的に社長の話を聞くより、自分の頭を使って答えを出せば、
 社員が自然に自分の言葉で語れるようになる。」

(「クチコミュニティ・マーケティング」
日野佳恵子 著、朝日新聞社)


 経営者が語るコーチング、 いかがですか?


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Posted by ちから☆  at 09:24│Comments(0)コーチングの説明
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